私は雨が降ると、食堂でコーヒーを飲んでやむのを待ちます。そして、その間スケッチをしたりして時間をつぶします。ある時などは昼ご飯を食べて出ようとした時に大雨に会い、長い間雨宿りをする事がありましたが、なかなかやまず、結局夕飯もそこで食べる事になったことがありました。雨に風が加わると始末に悪いのです。家のパティオは水浸し、庭は池状態、スダレを下ろしても風の勢いで揺れながら雨を迎えてしまうのです。多くの木は雨で土壌が柔らかくなって倒れるのではなく、風に吹かれて根っこがゆるむのです。風が木を倒してしまいます。特に背の高いヤシの木などは、揺れているうちに倒れてしまいます。

雨が強く降ると、約束した待ち合わせは解消せざるを得ません。雨期の雨は雨雲が降らす雨なので、待てばやむのですが、バイクで走っていて、雨に後ろから追っかけられる時があります。前方の道路は濡れていませんが、私のバイクの後ろは雨、結局雨雲と同じスピードで走って家まで濡れる事なく帰った事もあります。最近は雨六感が優れてきて、マーケットに買い物にいったり、町に用事で出かけても、家に帰ったらすぐ、ザーと雨が降って来る事が多くなりました。その時は何かニンマリとしてしまいます。仏教では「雨安吾」と言って雨期の雨の中で瞑想,修行をする僧の事を言いますが、雨の作る催眠的時間が瞑想には適しているのかも知れません。


写真上:雨宿り/80 x 60 cm

写真中:雨宿りする私/50 x 60 cm

写真下:チーズケーキとカフェラテ/50 x 50 cm

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